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広域連合とは
広域連合は、様々な広域的ニーズに柔軟かつ効率的に対応するとともに、権限委譲の受け入れ体制を整備するため、平成7年6月から施行されている制度です。(地方自治法平成6年6月改正)
広域連合は、都道府県、市町村、特別区が設置することができ、これらの事務で広域にわたり処理することが適当であると認められるものに関し、広域計画を作成し、必要な連絡調整を図り、総合的かつ計画的に広域行政を推進します。
現在、ゴミ処理や消防などの事務を中心に一部事務組合が広く活用されていますが、広域連合は一部事務組合と比較して、次のような特色があります。
◎同一の事務を持ち寄って共同処理する一部事務組合に対して、広域連合は多角的な事務処理を通じて広域的な行政目的を達成することが可能な仕組みとなっており広域的な行政ニーズに柔軟かつ複合的に対応できます。
◎広域連合は、広域計画を作成しなければなりませんが、広域計画には、広域連合の処理する事務ばかりではなく、これに関連する構成団体の事務についても盛り込むことができます。そして、その構成団体の事務の実施について、勧告することができ、広域的な調整をより実施しやすい仕組みとしています。
◎広域連合は、直接国又は都道府県から権限委譲を受けることができ権限委譲の受け皿となることができます。このため、個々の市町村では実施困難でも、広域団体であれば実施可能な事務を、法律、政令又は条例の定めるところにより、直接広域連合が処理することができます。
都道府県の加入する広域連合から国に、その他の広域連合は都道府県に権限・事務を処理することと要請することができます。